Redesigning an Educational App

子ども向け語学学習アプリ「Holy Owly」

Mobile • EdTech • Gamification • Branding

Product Designer | 2019–2021

背景

Holy Owlyは、子ども向け語学学習アプリを開発するEdTechスタートアップです。
事業の成長に伴い、ブランドアイデンティティ、アプリ、そしてサービス全体を見直し、子ども・保護者・教育関係者にとって一貫性のある体験を提供することが求められていました。

業界

教育

プラットフォーム

モバイルアプリ・コーポレートサイト

ユーザー

子ども・保護者・教育関係者

プロジェクトメンバー

CEO・開発者・SEO Specialist・教育責任者・コミュニケーション/マーケティング担当

直面した課題

新しい領域を理解する

子ども向けプロダクトを設計するには、新しい分野を理解するとともに、保護者・教育関係者・教育チームそれぞれの異なるニーズを把握する必要がありました。

最適なバランスを見つける

学習を継続したくなるゲーミフィケーションを取り入れながら、教育的な価値適切なスクリーンタイムの両立が求められました。

成長できるプロダクトを設計する

アプリのリデザインだけでなく、ブランド、ユーザーフロー、コンポーネントなどの基盤を整え将来のプロダクトの成長を支えられる設計が必要でした。

コラボレーションを仕組み化する

チームには多様な専門性を持つメンバーが集まっていましたが、設計や優先順位付けの進め方はまだ発展途上でした。そのため、共通の進め方を整え、認識合わせチームでの意思決定を支える仕組みづくりに取り組みました。

アプローチ

理解する

解決策を考える前に、まずプロダクト・ブランド・サービス全体を理解することから始めました。
既存プロダクトの現状分析競合調査、そして最初のペルソナ設計を行い、子ども・保護者・教育関係者それぞれのニーズを整理しました。
さらに、学校での観察展示会、そしてユーザーへのヒアリングを通じて得られた知見をもとに、プロジェクトの方向性を定めていきました。

形にする

得られた知見をもとに、ユーザーフロープロトタイプ、そしてブランドアイデンティティの提案へと落とし込みました。
それぞれのアイデアはチームやユーザーからのフィードバックをもとに検証し、優先度の高い機能を明確にしました。
この反復的なプロセスにより、現場からのフィードバックとアプリのデータを活用しながら、継続的にプロダクトを改善することができました。

共に設計する

プロジェクトは、創業者教育責任者開発者マーケティング、そしてデザインが密に連携しながら進められました。
私は、新しいデザインプロセス定例ミーティングの導入にも携わり、情報共有と意思決定を円滑に進めるための仕組みづくりを支援しました。
この継続的なコラボレーションによって、優先順位の整理多様な視点の共有、そしてプロダクトの継続的な改善を実現することができました。

設計上の意思決定

プロダクトの設計と進化を支えた、主な意思決定。

プロダクトより先にブランドを見直す

アプリをリデザインする前に、まずブランドの基盤を見直すことから始めました。
既存のビジュアルアイデンティティは、プロダクトの目指す姿やユーザーの期待を十分に反映できていませんでした。
そこで、ブランドポジショニングペルソナ、そして市場調査をもとに、今後のプロダクト改善を支える一貫した土台を構築しました。

学びを支えるゲーミフィケーションを設計する

子どもたちが継続して学習できる仕組みをつくりながら、スクリーンタイムを必要以上に増やさないことを大切にしました。
そのため、ゲーミフィケーションを単なる遊びではなく、学習を支える仕組みとして設計しました。
アバターバーチャルコインリワードによって学習意欲を高めながら、教育的な価値を体験の中心に据えました。

競合ではなくユーザーを起点に考える

スタートアップでは多くのアイデアが生まれます。
私たちは競合機能をそのまま取り入れるのではなく、ユーザーのニーズ技術的な制約、そして教育目標を基準に一つひとつ検討し、本当に価値のある改善に集中しました。

成果

プロダクトへの成果

アプリは、単なる問題演習の集合から、より楽しく学べる体験へと進化しました。
ゲーミフィケーションを取り入れることで、日々の学習習慣を自然に促しながら、スクリーンタイムを必要以上に増やさない設計を実現しました。

チームへの成果

意思決定は、ユーザーのニーズ技術的な制約、そしてビジネス目標をもとに行われるようになり、直感や競合の動向だけに頼らないプロダクトづくりへと変化していきました。

私自身の成長

この経験を通して、ブランディングからUX/UIデザインゲーミフィケーションユーザーフロー、そしてDesign Systemsまで、幅広いテーマに携わることができました。

振り返って

数年経った今でも、このプロジェクトは私のプロダクトデザインやチームとの協働の考え方に大きな影響を与えています

うまくいったこと

ユーザーやさまざまな関係者を早い段階から巻き込むことで、現場のニーズに寄り添ったプロダクトへと改善を重ね、より良い意思決定につなげることができました。

今ならこうする

現在であれば、より早い段階から技術的な制約を設計プロセスに取り入れ、開発者と共通言語を築きながら、設計上のトレードオフをより早く整理していきます。

このプロジェクトから学んだこと

この経験を通して、最初から完璧な解決策を目指すよりも、ユーザーからのフィードバックをもとにプロダクトを育てていくことのほうが、より価値のあるプロダクトにつながると学びました。

Contact

優れたプロダクトは、良いコラボレーションと探究心、そしてユーザーへの深い理解から生まれると考えています。
私の考えに共感していただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。お話しできることを楽しみにしております。

  • floriane.dorp@hotmail.fr